トップページ]>[作品集]>[小正月の頃・大江山の見える夕景


小正月の頃・大江山の見える夕景

小正月の頃・大江山の見える夕景(H18年1月号)

H18年1月号

小正月の頃・大江山の見える夕景

 祖母が健在だった頃、藁に5センチおき位に団子をくっつけて、餅花を作った。確か大黒柱に飾ったと思う。善哉を折敷きに少しだけ盛り、神棚や生糸の目方を量る匁秤(もんめばかり)の前に供えた。陽の落ちた玄関の間にぼんやり灯った蝋燭と、格子窓のシルエットを外の雪明かりが映し出して、幼心にも神々しく感じていた。
(パステル画)


トップページ]>[作品集]>[小正月の頃・大江山の見える夕景